家の中で日常的に過ごす中で発生する移動の経路を「生活動線」と呼び、その中でも特に料理や洗濯といった家事を行う際に動く経路を「家事動線」と呼びます。
この動線はできる限り重なる部分が少ない方が、家族が互いに邪魔になることなく快適に過ごすことができます。
生活動線と家事動線を分けて考える上では、キッチン・洗面所・リビング間の行き来が多方向からできる間取りを考えることがポイントです。特に、家族の出入りが多いキッチンやリビングへの出入り口を2箇所設けておけば、忙しい時間帯でも互いに邪魔することなく移動できます。
家事動線を考える上では、移動時間がどれほど短縮できるかが重要となります。家事をスムーズに行うためには、キッチン・洗濯場・洗濯干し場といった家事に必要なスペースを一箇所に集め、間取りを決めるといいでしょう。
洗濯機からベランダなどの洗濯干し場への移動、キッチンからダイニングへの移動の他、買い物をした後には玄関からキッチンへの移動が必要となりますので、これらの移動距離が極力短く済むように間取りを考えてみてください。
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